ハワイ旅行記 Sept.2006 2日目

● オーキッズのサンデー・ブランチ

 ふかふかの純白のベッドの中で爆睡から目覚めた朝。遠くから浪の音が聞こえます。ハレクラニのバスローブを羽織り、木製の引き戸とガラスドアを開けてラナイにでます。ちなみにガラスドアを開けると室内のエアコンが自動的に切れるようになっています。今日も晴天。プールサイドの芝生の上に並んだベッドには早朝からすでに憩いを求めた人の姿がちらほらみえます。

 今日はグルメな一日でした。まずはハレクラニのナンバー2のレストラン「オーキッズ」でのサンデー・ブランチから始まります。これはサンデーブランチが人気のハワイでも最も人気があり、予約無しでは入れません。旅行を決めたときにネットで予約しておきました。

 海の見えるレストランは満席。アロハシャツにレイをかぶった正装のおじいさん、おばあさんがおしゃれです。所狭しと並べられた、サラダ、洋食、和食、ケーキにアイスクリーム、ロースト肉の切り出し、オリジナル食材で作ってくれるオムレツなどなど。南国フルーツを丸ごと絞ったフルーツジュースは果物そのもの。フレンドリーなスタッフはコーヒーが減るやいなやつぎ足していく。ハープとフルーツの生演奏を聴きながらつい食べ過ぎてしまいます。

 リクエストで作るオムレツ                  アイスクリームのトッピング

● トロリーでアラモアナへ

 ワイキキにはいたるところに「ABC Store」というコンビニがあります。ハレクラニの目の前にも1件あり便利です。ホテルの冷蔵庫に入れておきたいビールや、日本で手に入れにくいメラトニンなどのサプリメント、残り少ない歯磨き粉(海外のホテルにはtooth pastoはありません)、おみやげのチョコレートなどを買いました。

 ワイキキの免税品店DFS・ギャラリアは世界のDFSでも最大級のものです。ハレクラニから徒歩数分です。DFS・ギャラリアに入場するには航空券かEチケットを提示してインフォメーションで買い物カードを作る必要があります。入場するたび提示を求められ、旅行者のみが免税品店に入ることができるという規則が厳しく守られています。店内にいるのは素姓が知れた人ばかりなので犯罪の恐れはほとんどないという安心感があります。1階にはミニ水族館がありワイキキの街を背景にエイが泳いでいます。涼んだり、トイレを使うためだけに入るのもいいかもしれません。

 いたるところにある「ABC・ストア」         DFSの水族館で街を背景に優雅に泳ぐエイ

 ここでの買い物は後日にして、DFSのバスターミナルからワイキキ・トロリーに乗ることにします。ワイキキ・トロリーは行き先によって3種類ほどありますが、一番人気のあるのはアラモアナ・ショッピングセンター方面に行くラインです。JCBが経営しておりJCBカードを提示すれば無料ですがそうでない私たちは乗り込むときに片道$2を料金箱に入れます。愛想のないおじさんおばさんがバス停に並ばせるやっつけ仕事をしています。10分ほど並んでいるとようやくバスの到着です。

 トロリーは窓のない観光用のバスで、椅子は木製の長椅子、運転手は陽気なハワイアンでまるで遊園地の乗り物のようです。運転手はひょうきんなようでいて、幼児連れを優先させたり、ドリンクを飲みながらの乗車を拒否したり、窓がないことに対する危険防止のために無理な乗車はさせないなどマナーには厳しく対処していました。晴天率の高いハワイならではの乗り物で、楽しいですね。ハワイの陽射しは強烈で海に行かなくてもバスに乗っているだけで日焼けしてしまいます。しかし日影にはいるとクーラーのような空気に変わります。

 ワイキキ・トロリー                     陽気だがマナーに厳しい運転手

 ハワイ最大のショッピングセンターとして名高いアラモアナ・センターは3つのデパートと専門店の集まったようするに巨大ショッピーングモールです。免税品店ではないのですが、海外ブランドはやはり日本よりも安いようですね。しかしやたらと大きい上に大型ショッピングモールや一流ブランド店は今や日本では珍しいものではありません。そういうわけで1-2時間ほど歩き回っただけでまたトロリーに乗ってワイキキまで戻りました。

● ラ・メールでのディナー

 
夜はハレクラニの5つ星フレンチレストラン「ラ・メール」を予約してあります。ドレスコードがありますので、リゾートらしく白いスーツをめかし込んで出かけます。ラ・メールはホテルの2階にあり、その1階の外では昨日見たフラ・ショーが行われています。窓は開放されており、その歌と踊りを眼下に臨みながら食事を楽しむことができます。

 私たちに用意されていたテーブルは窓際で、海やショーを観るには絶好の場所でした。私たちより後に来た高齢の白人カップルは、眺めの良くないテーブルに納得できない様子で店側をもめているようでした。

 ハワイ唯一の5つ星レストランなので一流の雰囲気とサービスですね。まずは店からシャンパンのサービスがありました。チョイスしたグラスワインもいい味でした。しかしなにぶんアメリカですから、量の少ないコースにしたにもかかわらず胃袋は一杯になってしまいました。特にフィレステーキの淡泊さとボリュームには参りました。やはりステーキは今さらながら和牛が一番だと思いました。

 部屋に戻ると夕方の掃除がされており(出かけるときはハウスキーパーへのチップとして1-2ドル置いていきます)枕元にはハウスキーパーからのプレゼント(その日はハワイの風景が描かれたポストカード)が置かれていました。そうでした。ハレクラニはハウスキーパーから毎日小さなプレゼントがあるって聞いたことがありました。この小さなプレゼントはその後の楽しみとなりました。


 


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