ハワイ旅行記 Sept.2006 4日目

● DFSギャラリアとアラン・ウォンズ

 旅行しているからだろうか、歳を取った所為だろうか、それとも誰も知り得ないことだが全ての物理的現象が同時に速くなっているためだろうか、とにかく時間の過ぎるのが速い(まず間違いなく楽しい旅行をしているためでしょうが)。

 ハワイは毎日晴天。雨が降ったとしても一瞬のことです。陽射しは強く痛いほど。でも日影に入ると涼しい。そして汗をかきません。名古屋は蒸し暑く日影でもお構いなしに脂汗がにじみ出る。その息苦しさをしばし忘れています。

 ハレクラニが静かなのでつい錯覚しがちですが、このホテルは紛れもなくワイキキの喧噪の中に位置しています。ですから徒歩数分でワイキキの主なショッピングセンターに到達します。散歩がてら隣のシェラトンワイキキホテルを抜けて古木が鬱そうと茂るロイヤルハワイアンホテルの前庭を行くと、ピンク一色に塗られたロイヤルハワイアンの宮殿が現れます。

 ホテルに接するホイヤルハワイアンショッピングセンターはワイキキでも指折りのモールですが現在は改装工事中で見る影もありません。素通りしてDFSギャラリアに向かいます。途中で「めんちゃんこ亭」という店でラーメンを食べました。普通においしい。

 入店カードを提示してDFSに入ります。1階2階は通常のショップで、免税品は3階だけです。免税品はその場では渡されず、帰りのホノルル空港の搭乗口でDFSの職員にレシートを見せて受け取ります。そのためやや早めに搭乗口に行く方がよいでしょう。

 バッグや化粧品、香水などのお土産を購入。免税ではないけど、自分用には好きな「トリ・リチャード」のアロハシャツなどを購入しました。トリ・リチャードはデザインの素敵なアロハシャツのブランドです。ワイキキではここDFSだけではなく、アラモアナにも、路面店でも、ハレクラニの中でもあちらこちらで目にします。

 夕食はハワイアン・リージョナル・キュイジーヌ(ハワイ料理)で特に有名な「アラン・ウォンズ」を予約してあります。和食、中華、フレンチなど世界各地の料理のエッセンスを使い、ハワイ産の食材で作り上げるパシフィック・リム・キュイジーヌはハワイグルメの一大潮流です。その中にあってアラン・ウォンズはレストラン・オブ・ザ・イヤーに6回も選ばれています。日本にも舞浜のイクスピアリに支店があるようです。

 ハレクラニの玄関でベルボーイにタクシーを頼みます。「どこに行くのですか?」とベルボーイが聞きます。「アラン・ウォンズです」「それはいい! 私はショウガを使った白身魚のソテーが大好きです。凄く美味しいですよ」「じゃあそれを食べてみますよ」そんな会話をしているとタクシーが到着します。約10分、8ドルちょっとなのでチップを20%ほど付けて「Keep your change」10ドル渡します。こういったチップの計算がアメリカではうっとうしいです。店の前にはタクシーの扉を開ける青年が居て、この人が店の人なのか、ビルの駐車場の係員なのか、単なるフリーターで小遣い稼ぎをしているのか不明でした。ポケットの中にチップ用に丸めて持っている1ドル札を渡しました。

 アラン・ウォンズはそのビルの3階にありエレベーターを出るとすでに店の中です。こういう作りは高級レストランによくありますがいきなり店員が目の前に現れていつもとまどいます。高級レストランとはいうもののフレンチの5つ星である「ラ・メール」とは違い、とてもカジュアルな雰囲気。店内は一部屋の造りで、バーカウンターから厨房まで見渡せます。厨房のなかには10人ほどのコックが忙しく動き回っていますし、テーブルの間には5-6人の給仕がいます。ずいぶん店員の多い店だなという印象です。テーブルの数も多いです。しかしそのテーブルもやがて満席になるので驚きです。

 アメリカの食事は量が多いということを見越して安い方の5品のコースにしました。そして各料理にあったワインが運ばれるオプションを付けました。コースが$65、ワインが$25。特にワインは始めにスパークリングで次が甘めの白、辛めの白、重い赤、軽い赤と続きコストパフォーマンスが良いと思います。料理は創作料理だけあって、見た目にまずは驚かされます。ベルボーイの言っていた料理もちゃんとありました。ONAGAという魚(ハマダイ)の生姜をたっぷり使ったソテーに味噌を使ったソースで味付けしたものでなかなか美味です。

 私は日本のコンビニでもカードで支払うことが好きなタイプなので支払いは当然カードで行います。15%ほどのチップを書き込みます。その後、タクシーを呼んでもらいホテルに戻ります。ハレクラニには先ほどのベルボーイが居たので「おすすめの品、食べてきましたよ。おいしかったですよ」「おお、そうですかそれは良かった!」などと楽しく会話。

 夕方の掃除は必要ないと表示しておいたので、ドアには「もし必要ならコールしてください」というカードと共にハレクラニのマグネットのプレゼントが置かれていました。

 ロイヤルハワイアンホテルの庭                    アラン・ウォンズにて



 


inserted by FC2 system